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電気代の約1割を占める「再エネ発電賦課金」って何だ?

電気代の約1割を占めている「再エネ発電賦課金」とは?

電気代の約1割を占めている「再エネ発電賦課金」とは?

 連日、真夏日や猛暑日に見舞われている日本列島。近年では室内での熱中症のリスクも知られ、冷房をつけることが推奨されているが、一方で気になるのがエアコンの使い過ぎによる電気代。毎月の電気料金の内訳はしっかりチェックしているだろうか?

「電気ご使用量のお知らせ」の料金の内訳を見ると、「再エネ発電賦課金」という見慣れない文字が……。これって、いったい何? 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに聞いた。

「2012年7月から、太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及のために、再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートしました。太陽光発電などをしている人から電力会社が買い取る仕組みですが、その費用を家庭や企業に広く負担してもらうこととなっています。それが『再生可能エネルギー発電促進賦課金』(再エネ発電賦課金)です」(丸山さん)

 再生可能エネルギーには、主に太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの5種類がある。今はまだ発電コストが高かったり、発電量が不安定だったりして普及があまり進んでいないが、再生可能エネルギーはエコでクリーンなのが特徴。さらなる普及のためには、国が電力を買い取ると約束する「固定価格買取制度」が必要だったのだ。

「1か月の電力消費が300kW時の標準家庭の場合、年間9500円の負担となり、電気代のちょうど1割程度に相当します。皆さんも電気料金の内訳を確認してみてください」(丸山さん)

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