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キャリア

若手放送作家の過酷な現実 24時間態勢で「年収300万円以下」

無償の仕事もガマンしてやり続ける理由とは?(イメージ)

無償の仕事もガマンしてやり続ける理由とは?(イメージ)

 テレビやラジオの番組の企画や構成を考え、台本を書く放送作家の仕事。近年では鈴木おさむや小山薫堂、福田雄一、おちまさとなど、一般的にも知られる作家も多くなり、華やかな業界のキラキラした仕事の一つというイメージを持つ人も少なくないだろう。

 しかし、有名なのはほんの一握りの人だけ。下積み時代は長い拘束時間に少ないギャラで、苦労する人も多い。“売れない”という共通点から、下積み放送作家と同居したことのある元芸人・Aさんによると「売れない芸人よりも大変だと思う部分も多々あった」とのこと。Aさんはこう話す。

「作家歴5年目のBくんと、家賃を安くするために部屋をシェアしたのですが、Bくんが家に帰ってくるのは3日に1度くらいでした。それも、洋服を着替えるためにだけ。数日お風呂に入っていないことも多かったみたいで、髪の毛がベッタリし、異臭を放っていたのが印象に残っています。時々家で仕事をしていることもありましたが、途中で力尽きてパソコンのキーボードを枕にして眠っていました。横になって寝ている姿は見たことがありません」(Aさん、以下同)

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