カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

日経225、ドル円 売買比率から高値圏推移が続く可能性指摘

 しかしここ最近、相場の上昇に伴い、その売りポジションの含み損が大きくなってしまったことから、買い戻し決済によるロスカットをしている個人トレーダーも多いようです。そしてその影響で相場が上昇していることも考えられます。

 ちなみに個別銘柄で空売りをする場合は「信用取引」になりますので、保有期限が3ヶ月、6ヶ月というように定められています。そのため、保有期限が訪れて強制的に買い戻し決済され、それが相場の上昇につながるということも考えられます。

 話をまとめると、ETFの買い入れや買い戻し決済によって、日経225の相場が上昇している、ということが考えられます。そしてETFの買い入れはまだ継続されますし、売りポジションも無くなっているわけではないので、私としては日経225の相場が下落しづらい状況はまだ続く可能性があると見ています。

米ドル円の売買比率に見る今後の見通し

 米ドル円の相場も日経225と同様に、売買比率から見て下落しづらい状況にある、と私は考えています。

 米ドル円の相場においても、10月第1週の時点で、ドルの買いポジションに対して売りポジションが9万枚以上も多い状態にありました。北朝鮮に関する地政学的リスクなどを考慮して「円高になる」と予想し、売りポジションを持ったトレーダーの方が数多くいたようです。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。