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カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

「年末は荒れ相場」のアノマリー、実は当てにならない?

「年末相場は荒れやすい」は本当か?

 2017年もいよいよ残り1か月を切った。トレーダーなら誰もがしっかりと利益を出して新年を迎えたいと思っている時期だろう。FX(外国為替証拠金取引)などのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、年末相場のアノマリーやドル円相場の見通しについて解説する。

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 12月に入りましたが、相場は年末に向けてどのように動く傾向があるのでしょうか? 年末に1つ意識すべきは、ヘッジファンドの動きでしょう。ヘッジファンド勢は、儲かっていれば儲かっているほど12月に入って早い段階でクリスマス休暇に入ってしまう傾向があります。

 そして、ヘッジファンド勢がクリスマス休暇に入ると、マーケットの参加者が少なくなり、「薄商い」となります。薄商いになれば相場が乱高下したり、イレギュラーな動きになりやすくなる、ということが考えられます。実際にマーケットでも「年末は荒れやすい」ということがアノマリー的によく言われています。

 ただ、過去の相場を見てみると、マーケットで言われているほど乱高下していないことが分かります。実際に過去チャートを振り返ってもらえれば私が言っていることの意味がお分かりになるはずです。

 そうした意味で私は、「今年も無難に年末を終え、2018年度を迎えるのではないか」と見ています。もちろん、油断は禁物ですし、「リスクをとっても大丈夫」という意味ではありませんが、資金管理さえしっかりできていれば年末だからといって過剰に不安になる必要は無いでしょう。

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