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70代が知っておくべき医療・介護費用に関する公的制度

■居宅介護(介護予防)住宅改修費
……助成金で風呂、階段、玄関に手すりを取り付ける

 70代は体力が落ち、転倒などをきっかけに介護生活に陥るケースも多い。

 要介護認定・要支援認定を受けた人が自宅をリフォームする場合、18万円を上限として助成金を受け取れる。対象のリフォーム工事は「手すりの取り付け」「段差の解消」「和式便器から洋式便器への取り替え」などがある。

 住宅ローンを組んでバリアフリー工事を行なうと最大12万5000円の税控除を受けられる「特定増改築等住宅借入金等特別控除」という制度もある。

■健康保険の扶養
……基準をクリアすれば健康保険料負担がゼロに

 仕事を引退したら、加入する健康保険を自分で選ぶ必要がある。その時の「奥の手」が子供世帯の扶養親族となることだ。年金などの年収が180万円未満、扶養に入れてもらう子供の収入は親の倍以上といった要件は厳しいが、認められれば健康保険料の負担が免除される。

 ただし、75歳以上は後期高齢者医療制度の被保険者となるため、子供の健康保険に入ることはできない。

※週刊ポスト2018年1月1・5日号

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