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【ドル円週間見通し】トランプ政策に嫌気も利上げ加速の期待

・5月28日-6月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)CB5月消費者信頼感指数 5月29日(火)午後11時発表予定
・予想は127.9
 同指数の4月実績は128.7で3月実績の127.0を上回った。参考となる5月マークイット総合指数は55.7で4月実績の54.6を上回っていること、5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は98.8で4月実績と同水準であることから、5月は4月実績に近い数値となる可能性がある。

○(欧)5月ユーロ圏消費者物価指数 5月31日(木)午後6時発表予定
・予想は前年比+1.6%
 参考となる4月実績は前年比+1.2%。5月についてはエネルギー価格が上昇していることから、総合指数は4月実績を上回る可能性が高い。ただし域内の需要増に伴う物価上昇は限定的とみられる。なお、5月のコアインフレ率は4月実績の前年比+0.7%をやや上回る可能性が高いとみられている。

○(日)4月鉱工業生産速報値 5月31日(木)午前8時50分発表予定
・予想は前月比+1.4%
 参考となる3月の実績値は前月比+1.4%。電子部品類と製造設備が生産好調の要因だったようだ。4月については、引き続き半導体製造設備などの汎用・生産用・業務用機械工業が生産増加に寄与すると予想されており、鉱工業生産は3月実績と同水準の伸びとなる可能性がある。

○(米)5月雇用統計 6月1日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+19万人、失業率は3.9%
 参考となる4月実績は、非農業部門雇用者数が前月比+16.4万人、失業率は3.9%に低下した。雇用者増加数は市場予想の+19.2万人程度を下回った。5月については20万人規模の雇用増は難しいものの、4月実績を多少上回る雇用増となる見込みであり、市場予想は妥当か。なお、平均時間給については労働市場の需給関係が特に変わっていないことから、4月実績の前年比+2.6%を上回る伸びとなるかどうか微妙。

○主な経済指標の発表予定は、5月30日(水):(米)5月ADP雇用統計、(米)1-3月期国内総生産改定値、(米)4月PCEコア指数、(米)5月シカゴ購買部協会景気指数、5月31日(木):(欧)4月ユーロ圏失業率、6月1日(金):(米)5月ISM製造業景況指数

【予想レンジ】
・108円00銭-111円00銭

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