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回らない寿司チェーン「すしざんまい」、気軽に楽しめるプチ贅沢

『すしざんまい』で人気の「まぐろざんまい」(3000円)

 毎年の“まぐろ初競り”でニュースになることでもおなじみの『すしざんまい』。運営会社である株式会社喜代村は、『すしざんまい』を中心に現在全国で56店舗を展開している。

「東京、神奈川を中心に、福岡、北海道、大阪、愛知などに『すしざんまい』を出店しています。喜代村の木村清社長が両手を広げている広告のインパクトもあり、回らないタイプの寿司チェーンの中では、全国的な知名度はトップクラスといえるでしょう」(外食チェーンに詳しいライター・小浦大生氏)

 比較的リーズナブルな価格で、本格的な寿司を楽しむことができる『すしざんまい』。その“入りやすさ”も魅力だという。

「かつて寿司店というと、値段が分からない、作法が難しい、常連でないと歓迎されない……などのイメージがあり、なかなか敷居が高い面もありました。その点で『すしざんまい』は値段も全て書いてありますし、CMなどで知名度も高くて入りやすい。もちろんネタもしっかりしているし、職人さんが握ってくれるので、味の面でも安心感がある。日本の寿司文化を気軽に味わえるという意味では、外国人観光客にも親しまれています。

『すしざんまい』に近い営業形態の寿司店としては都内を中心に展開している『寿司の美登利』や『築地すし好』がありますが、それらのなかでも『すしざんまい』は、特に親しみやすい雰囲気ではないでしょうか」(小浦氏)

『すしざんまい』のにぎり寿司は、1個98円(税別)から。セットメニューは「特選すしざんまい」が3000円、「まぐろざんまい」が3000円、「こころ粋」が2000円で、それぞれ「大名椀」がついている。

「ボリューム感があるセットメニューは、様々なネタを楽しめるのはもちろん、ついてくるお椀の大きさも特徴的です。ほぼ丼に近い大きさのお椀で、数人でシェアしても良いほど。また、まぐろにこだわっている『すしざんまい』だけあって、『まぐろざんまい』の人気や満足度も高いようです」(小浦氏)

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