家計

定年後のカード生活、うまく使えば恩恵あるが大きなリスクも

クレジットカードは定年後に大きなリスクになりかねない

「定年後の生活において、うまく使えば暮らしを豊かにする一方、一歩間違えると大きなリスクを生むのがクレジットカードです」

 元国税調査官でベストセラー『やってはいけない老後対策』著者の大村大次郎氏は、まだカードを持っていない人は、『退職前』に作っておくことが大切だと説明する。

「会社員の社会的信用は非常に高く、辞めた途端にカードの審査が通りにくくなってしまいます」

 カードを使う機会が増えると、恩恵は様々ある。

「“使わないから必要ない”と思う人もいるかもしれませんが、ポイント還元セールなどを活用することで、買い物代から消費税分くらいを取り戻せるチャンスは少なくありません。加えて、近年は特典を充実させているカード会社も多い。旅行先のホテル代が数%キャッシュバックされる、映画の無料券をくれる、といったものです。自分の趣味に合った特典が得られるカードを選ぶのも一手です」

 ただし、注意すべきは「キャッシング(現金借り入れ)」と「リボ払い」だ。

「どちらも利子が消費者金融並みに高く、長期的な視点でのメリットは全くない。手を出すべきではありません」

※週刊ポスト2018年6月22日号

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