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【ドル円週間見通し】FTA交渉開始が決まればドル買い材料に

・8月13日-17日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(独)4-6月期国内総生産 14日(火)午後3時発表予定
・1-3月期実績は前年比+2.3%
 参考指標となるマークイット総合PMIの4-6月期の数値は54.6、53.4、54.8で1-3月期の59.0、57.6、55.1を下回っており、経済成長の減速を示唆する数値だった。1-3月期(日数調整後)の実績は前年比+2.3%だったが、4-6月期の成長率は2%程度にとどまる可能性がある。

○(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産改定値 14日(火)午後6時発表予定
・速報値は前年比+2.1%
 1-3月期との比較で4-6月期の経済成長は多少持ち直した。設備投資はまずまず順調だった。改定値では在庫調整やサービス輸出減少の影響などを考慮しても速報値2.1%から下方修正される可能性は低いとみられる。

○(米)7月小売売上高 15日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.4%
 参考となる6月小売売上高は前月比+0.5%で市場予想と一致した。自動車を含む幅広い項目で販売が増えた。7月については6月に増加した反動で伸び率は鈍化する見通し。ただし、米個人消費は変わらず順調であり、米経済成長のけん引役になるとみられる。

○(日)7月貿易収支 16日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、-412億円
 参考となる7月上中旬の貿易収支は3720億円の赤字だった。輸入額は前年比+16.2%と輸出額の伸び(同比+6.9%)を大幅に上回った。昨年7月上中旬の貿易収支は12.4億円の赤字で7月の貿易収支は最終的に4066億円の黒字だったが、2018年7月は貿易赤字となる可能性が高いとみられる。

○(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数 17日(金)午後11時発表予定
・予想は、97.9
 参考となるコンファレンスボードの7月消費者信頼感指数は127.4、同現況指数は165.9で17年ぶりの高水準だった。足元の雇用情勢は良好な状態が続いており、所得水準も安定していることから、7月の確報値97.9と同水準の数値となる可能性がある。

○主な経済指標の発表予定は、14日(火):(中)7月鉱工業生産、(中)7月小売売上高、(欧)6月ユーロ圏鉱工業生産、15日(水):(米)4-6月期労働生産性、(米)8月NY連銀製造業景気指数、(米)7月鉱工業生産、(米)7月設備稼働率、16日(木):(米)7月住宅着工件数、(米)7月建設許可件数、17日(金):(米)7月景気先行指数

【予想レンジ】
・109円50銭-112円50銭

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