住まい・不動産

小田急線が分岐する「相模大野」、町田より住みやすい?

勢いという点では海老名に分があるか?

 小田急のジャンクションとして賑わう相模大野には、立派な駅ビル、伊勢丹、モアーズ、ボーノ相模大野(複合商業施設)があり、駅前もかなり栄えていますが、今、かなり微妙な立ち位置にいます。というのも隣駅には小田急屈指の繁華街・町田がありますし、小田急が力を入れて開発を進めている海老名も急追しています(乗降客数は海老名の方が上)。勢いという点では、完全に海老名に分があるでしょう。また近年、三越伊勢丹グループは、松戸、多摩センター、千葉など、店舗を次々と閉鎖しており、相模原店についても撤退の可能性はゼロではないでしょう。

 ただ、そういった状況は、相模大野の魅力を大きく減ずるものではないかもしれません。便利さでは町田に負けますが、町田は喧騒が凄まじく、夜になると少々ワイルド。その点、駅前に女子大(相模女子大)やグリーンホールがある相模大野はいくらか上品です。また、山登り(丹沢方面)と海水浴(江ノ島)の両方を1時間以内で楽しめる場所は、東京近郊ではなかなかありません。

 家賃相場を見ると、ワンルーム・1K・1DKでは町田が6.23万円(ライフルホームズ調べ、8月14日時点)なのに対し、相模大野は5.1万円と、1駅でグッと下がります。町田の便利さが魅力的なことは確かですが、「相模大野に住んで、普段は地元で買い物を済ませ、何か必要な時は町田や海老名に行く」という“いいとこ取り”の使い方をするのはアリでしょう。

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