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ライフ

糖質制限ダイエットを実践した結果、交友関係を失った男性の悲哀

糖質制限で減量には成功したものの…(イメージ)

 いわゆる「糖質制限ダイエット」がブームになって久しい。ご飯や麺類など、炭水化物をはじめとした糖質を含む食べ物を減らすだけという手軽さから、実践してみた人も多いだろう。しかし、根気よく継続していくためには苦労が絶えないようだ。

 都内在住の30代男性Aさんは、糖質制限ダイエットで成功した人たちの劇的なビフォー・アフターを夢見て、2年前から自己流で糖質制限を開始。確かに一時は20kg超の減量に成功したという。

「170センチで80キロくらいあった体重が60キロ前半まで、みるみるうちに痩せたんです。人生で一番痩せた時期でした。週4でジムに通いながら、糖質のみならず脂質もカットする生活を続けた成果だったと思います」(Aさん、以下「」内同)

 ただ、ダイエット成功後に安心してしまい、また仕事の忙しさにかまけて運動する機会も減り、以前よりも脂質の多いものや炭水化物を食べるようになったことで、1年かけて10kg増加……。現在はリバウンドの恐怖に怯えながら糖質制限を再開している。

「コンビニでサラダチキンとサラダを購入したり、タッパーにブロッコリーと赤身肉、ゆでたまごなどを自宅で詰めて会社に持参したりする毎日です。炭水化物の代替として、糖質ゼロだという麺や低糖質のパンなども取り入れていましたが、飽きました。正直、糖質の成分表示を見るクセが自分でもイヤですし、もうあのチキンを見たくないくらいです……」

 しかしAさんにとって、“飽き”以上に多くの問題も抱えているという。苦笑いしながら愚痴をこぼす。

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