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糖質制限ダイエットを実践した結果、交友関係を失った男性の悲哀

「糖質制限をしていると、まともに外食できない。最初の一杯のビールもハイボールに変更したり、ご飯を残すのも失礼なのであらかじめ少なめ、もしくはなしで注文します。そう言うと、『お前まだやってるのかよ』『意識高いね(笑)』『それで生きてて楽しい?』と職場の同僚や上司、友人に呆れられることもあり、理解を得られないことが多いんです。特に友人との付き合いがお互いに面倒くさくなり、疎遠になりました」

 交友関係だけでなく金銭的にも負担が大きいという。Aさんは続ける。

「ファストフードがほとんど炭水化物ですから、それが食べられなくなるのは痛いです。最近はコンビニでもだいぶ低糖質商品が増えてきたとはいえ、どうしてもタンパク質を中心になりがちで、おかずの品目が増えるので割高になります。やめたいのですが、糖質制限を続ける知り合いとも、リバンウドが怖くて『やめどきがわからない』とよく話しています。もう疲れました……」

 一見、手軽に効果が見込めそうな糖質制限ダイエットだが、Aさんにとって、その代償は想像以上に大きかったようだ。

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