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イデコの投資先をどう選ぶか 見極めポイントと注目投信10

専門家が厳選したイデコで注目したい投資信託10本

 公的年金制度への不安が高まるなか、いま注目されている私的年金の1つが、『イデコ(iDeCo、個人型確定拠出年金)』だ。国が特別な優遇措置を設けている制度で、毎月少額ずつから、安心してお金を増やせるため、加入者が急増している。

 イデコとは、毎月一定額を「掛け金」として金融機関に預けて、投資信託などの金融商品で運用しながら、将来、積み立てたお金を受け取るもの。20~60才までの人が加入できて、一度積み立て始めると60才まで引き出せない私的年金の1つだ。

 掛け金が全額「所得控除」され、運用益も非課税。さらには、イデコを年金として受け取る際にも税金の控除を受けられるなど、その節税効果の大きさから注目を集めている。

 イデコを始めるには、まず金融機関を選んで口座を開設する必要がある。1人1つの口座しか持てないため、最初に長くつきあっていける金融機関を見極めたい。ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんが語る。

「見極めるポイントは、まず手数料が安いこと。特に、月々の掛け金から払う『口座管理手数料(運営管理手数料)』が、最低金額の月167円(年間2004円)に設定している金融機関かどうかが1つの目安です」

 運用するための金融商品の種類やラインアップが豊富かどうかも判断材料となる。

「SBI証券や楽天証券などのネット証券は品揃えが豊富で、多様なニーズに対応できます。逆に、商品が多すぎて選べない場合は、商品数は少なめで、コストの安い商品を厳選している松井証券やマネックス証券も候補に入れていいでしょう」(山中さん)

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