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【ドル円週間見通し】米利上げペースの減速意識で上げ渋りか

・11月26日-30日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)CB11月消費者信頼感指数 27日(火)日本時間28日午前0時発表予定
・予想は、136.0
 参考となる10月実績は137.9に上昇。同月の期待指数は114.6に上昇し、2000年9月(115.89)以来の高水準となった。11月については、雇用情勢は依然として良好との見方が多いことから、10月実績に近い水準となる見込み。10月時点でビジネス環境の改善に対する期待が高いことも信頼感指数にとってプラス材料となる。

○(米)7-9月期国内総生産改定値 28日(水)午後10時30分発表予定
・予想は前期比+3.6%
 参考となる速報値では、個人消費は前期比年率+4.0%の高い伸びを記録。4-6月期実績の+3.8%増を上回った。減税効果による可処分所得の拡大が支出を促したもようだ。民間在庫投資が増加したことも成長に寄与した。改定値では個人消費、在庫投資、純輸出などの数値が改訂される可能性がある。

○(米)10月PCEコア指数 29日(木)午後10時30分発表予定
・予想は前年比+1.9%
 参考となる9月実績は前年比+2.0%。また、10月消費者物価コア指数は前年比+2.1%で上昇率は鈍化した。10月のコアPCEは、家賃、保険、衣料品価格の上昇率がやや鈍化する可能性があることから、全体の物価上昇率は9月実績を下回る可能性がある。

○(欧)11月ユーロ圏消費者物価指数 30日(金)午後7時発表予定
・10月実績は前年比+2.2%
 参考となる10月実績(改定値)は前年比+2.2%で2012年12月以来の上昇率となった。エネルギー価格が指数の上昇に寄与した。ただ、10月のコア指数は前年比+1.1%にとどまった。11月については、エネルギー価格の上昇幅がやや縮小するとみられており、需要増による物価への影響は小さいことから、インフレ率は10月実績をやや下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・28日(水):(米)10月新築住宅販売件数
・30日(金):(欧)10月ユーロ圏失業率、(米)11月シカゴ購買部協会景気指数、(日)10月失業率、(日)10月有効求人倍率、(日)10月鉱工業生産速報

【予想レンジ】
・111円00銭-114円00銭

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