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サビ、ハモる、アコギ、MC… ライブでよく使う音楽用語の語源は?

ライブを見に行った時によく使うあの音楽用語の意味は?

ライブを見に行った時によく使うあの音楽用語の意味は?

 CDが売れなくなった今、アーティストたちが活路を見出しているのがライブ。CDは今や“販促ツール”と化し、ライブで食い扶持を稼ぐのが当たり前になっています。その象徴が音楽フェスの大流行ですが、フェスには行ってみたものの、音楽通たちの会話の輪に入れず、寂しい思いをしている人もいるのでは? ライブを見ている時、もしくは見た後に感想を語り合う時によく使われそうな用語と、知ってるようで知らないその語源を紹介しましょう。

【サビ】
 これはいくら何でも基本的すぎる単語でしょうか。いささか抽象的な言い方になりますが、「その曲で一番盛り上がる部分」のことを「サビ」と言います。

 その語源は諸説あるようで、まず「侘び寂び(わびさび)」の「寂び」から来ているという説。老熟して趣のある声のことを「寂声(さびごえ)」と呼び、そこから派生したと考えられています。

 おもしろいところでは、寿司で、わさびのことを「サビ」、わさびを抜いたものを「サビ抜き」と言いますが、そのサビから来たという説もあるようです。たしかに、わさびが入っていると刺激的な味がするので、転じて曲中のインパクトのある部分をサビと呼ぶようになったのかもしれません。

 ポップス、ロックを問わず、多くの曲は、イントロから最初のメロディーに入り(=Aメロ)、少しメロディーが変わり(=Bメロ)、そしてサビに行くというスタイルで進行します。文字にすると難解なようですが、実際に何かの曲を聞けば、すぐに分かると思います。

例文:「最後にやった曲、Bメロからサビに行くところが特にカッコいいよね」

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