三機サービス：確固たる安定収益源持ち、成長の見込みあり

企業概要

　1977年創業の総合エンジニアリング企業。

　パナソニックグループ製大型空調機器のメンテナンスや設備更新、改修工事などを手掛ける「空調機器メンテナンス事業」を始めとし、店舗・各種施設を対象とした空調設備・厨房機器・冷凍冷蔵設備投のメンテナンスを手掛ける「トータルメンテナンス事業」、省エネ化工事などの提案・施工を行う「省エネ事業」を展開しています。

　祖業のメーカーメンテナンス事業のストックビジネスによる安定成長に加え、現在同社の業績ドライバーとなっているトータルメンテナンス事業の成長により、売上高、利益ともに過去5年で2倍以上の成長を達成。

　今後はさらに、パナソニックグループとの強い関係性、パナソニック製空調機器保守管理業務で培った技術力とノウハウを持つ自社で内製化した技術者、全国規模のネットワークを強みに、省エネ化工事など新たなビジネス提案による事業拡大が期待されます。

注目ポイント

　足元の業績は好調。今期も5期連続最高業績の見通しとなっています。事業好調（特に小売りチェーンとの大口契約）により前期には中期的目標であった売上高100億円を達成しており、次の目標を200億円としています。

　目標達成のため、新規顧客の開拓に加え、既存顧客への新サービス提案による売上拡大、またアジア展開の加速などが掲げられており、さらなる成長を期待できるベースが整ってきています。

　創業来40年積み上げてきたストックビジネスによる安定収益基盤の上に、トータルメンテナンス事業を成長ドライバーとしたビジネスモデルが確立されていると思うので、今後の成長に期待しています。

【PROFILE】戸松信博（とまつ・のぶひろ）：1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。『日本人が知らなかった海外投資　米国株』他、著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。