投資

期待外れだったソフトバンク株IPO それでも損切りできない心理

 自営業を営む60代男性が話す。

「証券会社から勧められて1000株購入しましたが、含み損は20万円以上になり、それでも『損切りはしたくない』と思って、株価も見ないで年末年始を過ごしました。すると株価はやや回復し、今の含み損が6万円程度。ここまで来たら、3月の配当を受け取るまでは持ち続けようと考えています。とにかく、全値戻しするまでは売る気にはなれません」

 そんな投資家心理を真壁昭夫・法政大学大学院教授は次のように分析する。

「行動経済学では、“損した時の悲しみは、同じ額を得した時の喜びよりも大きい”とされています。たとえば、100円上がった時の喜びを『1』とすれば、100円下がった時の悲しみは『3~4』になる。利益確定より損切りがはるかに難しいといわれる所以です」

 ソフトバンク株のIPOに当選した投資家たちは、損切りの難しさを痛感していることだろう。

※週刊ポスト2019年2月8日号

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