投資

【ドル円週間見通し】リスク回避のドル売り広がる可能性は低いか

・2月18日-22日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)1月貿易収支 20日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、-1兆371億円
 参考となる1月上中旬の貿易収支は-1兆111億円。赤字幅は前年同期比をわずかに上回った。1月上中旬の輸出額は前年同期比-8.9%で輸出減少が赤字幅拡大の要因。1月については、輸出金額が前年同月比を下回ると予想されており、貿易赤字幅は1兆円を上回る可能性が高い。

○(欧)2月マークイットユーロ圏総合PMI速報値 21日(木)午後6時発表予定
・予想は、51.0
 参考となる1月改定値は12月の51.1から51.0に低下したが、速報値の50.7からは上方修正された。財とサービスの需要は低下していることが要因。2月については、域内経済の減速傾向は続いていることやサービス部門の景況感はやや悪化しているとみられており、1月改定値の51.0と同水準となる可能性があるとみられる。

○(米)12月耐久財受注 21日(木)午後10時30分発表予定
・予想は、前月比+1.7%
 参考となる11月実績は前月比+0.7%。輸送関連を除くと新規受注額は-0.3%。軍用機・同部品は大幅増となったが、機械、電気機器、自動車・部品などが減少。12月は軍用部門の受注額は小幅な増加にとどまる見込みだが、機械、電気機器の受注額は増える可能性があることから、受注額の伸びは11月実績を上回る可能性が高い。

○(米)1月中古住宅販売件数 21日(木)日本時間22日午前0時発表予定
・予想は、500万戸
 参考となる12月実績は499万戸、前月比-6.4%で市場予想を下回った。販売価格(中央値)は25.36万ドルで前年同月比+2.9%。金利上昇の影響が出始めているようだ。ただし、販売価格は上昇しており、中古住宅市況が一段と悪化する状況ではないとみられる。雇用情勢は悪化していないことから、1月の販売件数は12月並みの水準を維持する見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・21日(木):(独)2月マークイット総合PMI、(米)2月マークイット総合PMI、(米)2月フィラデルフィア連銀景況調査
・22日(金):(日)1月全国消費者物価指数、(独)10-12月期国内総生産

【予想レンジ】
・109円00銭-112円00銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。