家計

GW10連休でATM停止も 株が暴落必至になっても眺めるだけ

 A氏は4月27日に迎える定期預金の満期日を楽しみにしていた。ところが、口座に入金されているはずの元利金が、ない!

 三菱UFJ銀行のホームページには、4月27日~5月6日を満期日とした定期預金(非継続扱い)について、こう記されている。

〈口座への入金は翌銀行営業日(5月7日(火))となります〉

 銀行の窓口だけでない。10連休中は日本の株式市場が閉じるため、日本株の売買はできない。マーケットバンク代表の岡山憲史氏はこう話す。

「日本の株式市場が閉まっても世界の株式市場は開いています。ところが証券会社が10日間休んでいる間は国内株の売買はできません。もし、米国市場が暴落して、GW明けの日本市場が暴落必至の状況になったとしても、ただ眺めているしかできない。個人投資家は株価急落の可能性を考えてGW前に一部現金化するなどリスク回避の対策が必要でしょう。

 ただ、GW明けに日本市場が大幅に上がる可能性もあるため、“売っておくんじゃなかった”となることもあり得ます。リスクばかりを心配していると儲ける機会を失うことにもなりかねないので、判断が難しいところです」

※週刊ポスト2019年3月29日号

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