キャリア

妻の労働時間は夫より長い それでも働く「ワーママ」たちの苦悩

ドラマ『わたし、定時で帰ります。』でワーキングマザーの賤ヶ岳八重(内田有紀=右)は焦りでミスを犯し、取引先を起こらせてしまう(C)TBS

ドラマ『わたし、定時で帰ります。』でワーキングマザーの賤ヶ岳八重(内田有紀=右)は焦りでミスを犯し、取引先を怒らせてしまう(C)TBS

 今話題のドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)。吉高由里子演じるウェブ制作会社のディレクターとして働く主人公・東山結衣は、過去に働きすぎて負ったトラウマから、残業しないスタンスを貫く。「絶対残業しない」をモットーに効率的に仕事をこなし、定時になるとさっと退社する。

「長時間労働」や、男女間をはじめとするさまざまな「格差」など、働く女性が社会や職場で直面する問題をリアルに描いた本作。4月の放送開始直後から反響を呼び、ネット上では共感する女性の声が相次いだ。

 昨今、連日ニュースで取り沙汰されている「働き方改革」。だが、働く女性の悩みや直面する壁に対して、本当に役立つ改革なのか──そんな疑問をこのドラマは投げかける。

 第2話では、働きながら子育てする女性ならではの悩みが描かれた。内田有紀演じる、ワーキングマザーの賤ヶ岳八重は、以前は結衣の働き方を認めてくれる先輩だったはずなのに、育休明けでつい力が入りすぎ、長時間労働を厭わない人になってしまっていた。

 力みすぎるが故、チームを信じられず、社内や取引先に迷惑をかけてしまう。そんな矢先、賤ヶ岳の子供が熱を出してしまう。結衣は帰るよう促すが、賤ヶ岳はこう言った。

「今私が帰ったら、『やっぱり子持ちは』って言われるの。ここで帰ったら負けなんだよ!」

 すかさず結衣は、「先輩は何と戦ってるんですか? 『子供が心配だから帰ります』って堂々と言ってくださいよ」と返した。

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