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【ドル円週間見通し】米中会談以外にも注目の経済指標発表が続く

・7月1日-5日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)6月ISM製造業景気指数 7月1日(月)午後11時発表予定
・予想は51.2
 参考となる5月実績は52.1で市場予想を下回った。生産指数と受注残高指数が低下したことが要因。6月については、生産指数の持ち直しが期待できないこと、受注残高指数の低下が予想されることから、5月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)5月貿易収支 7月3日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、-510億ドル
 4月は輸出と輸入がいずれも大きく減少し、貿易赤字は縮小。民間航空機の需要減少や対絵メキシコ輸入関税などが影響したようだ。5月については輸出入額の伸び悩みが予想されることから、貿易赤字は4月実績と同水準となる可能性がある。対中貿易赤字については4月実績の294億ドルに近い水準となる可能性がある。

○(欧)5月ユーロ圏小売売上高 7月4日(木)午後6時発表予定
・4月実績は前月比-0.4%
 参考となる4月実績は前月比-0.4%。5月については、一部加盟国の雇用情勢がやや改善していることなどを考慮して、多少持ち直す可能性がある。ただし、主要国の個人消費は伸び悩んでおり、域内の小売売上高は弱含みの状態がしばらく続くとみられる。

○(米)6月雇用統計 7月5日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+16万人、失業率は3.6%
 5月の非農業部門雇用者数は前月比+7.5万人にとどまり、労働年齢人口の伸びを維持するために必要な10万人程度の雇用増を下回った。6月については反動増が予想されるが、20万人の大台には届かない見込み。失業率については、労働参加率が横ばいで推移すると予想されており、5月実績と同水準の3.6%となる可能性が高い。

○その他の主な経済指標の発表予定
・7月1日(月):(日)4-6月期日銀短観、(中)6月財新製造業PMI、(欧)4月ユーロ圏失業率
・7月3日(水):(米)6月ADP雇用統計、(米)6月ISM非製造業景況指数
・7月5日(金):(日)5月全世帯家計調査・消費支出

【予想レンジ】
・106円50銭-109円50銭

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