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年金受給 開始年齢の正解は「夫65歳、妻70歳」をモデルに

 5歳年下の妻がいる場合、80歳時点の年金受給の手取り総額は、「65歳から」受け取ったAさんのほうが300万円ほど多くなる。両者の手取り総額が逆転するのは85歳の時だ。

「総務省の家計調査によれば、定年後に最もお金が必要なのは60代です。しかも日本人男性の平均寿命は81.09歳。健康寿命なども勘案し、総合的に考えると、年金は70歳まで繰り下げるより65歳からもらうほうが得策といえるでしょう」(北山氏)

 一方で「妻の年金」は繰り下げを視野に入れたい。

「夫の年金収入である程度生活できているなら、繰り下げて増やすのも有力。女性は長生き(平均寿命87.26歳)するので、70歳まで繰り下げても得になる可能性が高い」(北山氏)

 夫は65歳、妻は70歳が、ひとつのモデルとなる。

※週刊ポスト2019年8月2日号

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