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米利下げにもかかわらず株安・ドル高が進んだ理由

2019年8月6日 20:00

FOMCの利下げ発表直後、株式市場は低調
FOMCの利下げ発表直後、株式市場は低調

 7月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、アメリカは10年ぶりの利下げを発表。FOMC後の相場の動きとドル円やポンド円の状況について、FX(外国為替証拠金取引)のカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが解説する。

 * * *
 市場は利下げを織り込んだままFOMCを迎え、結果は予想通り利下げとなりました。しかし利下げで一般的に引き起こしやすい株高などとは逆の動きとなり、株安・米国債金利上昇・金価格の下落・ドルの上昇で推移。原因は投資家のポジション調整と思われます。

 FOMCを迎える前から、トランプ大統領によるFRB(連保準備制度理事会)への利下げ圧力ともとれる発言、パウエルFRB議長の度重なる緩和示唆を受け、マーケットは利下げを織り込むようになり、米国債金利が低下し、ドル安で推移しました。株式市場も金融緩和期待からお金が株式市場に流れやすくなり、全体的に株価が上昇。金価格は金利低下やファンダメンタルズの悪化を懸念して、年初来高値を更新して上昇していました。

 0.5%の利下げにも期待が湧いていた分、0.25%の利下げ幅は、マイナスな印象を大きく与えました。市場参加者の多くがFOMC前に保有したポジションを手放した結果、利下げ直後の株安などを引き起こしたのでしょう。「利下げで株高になる」というアノマリーに傾倒しすぎて相場を見ていると、この値動きに混乱させられる結果になったかもしれません。

ドル円、ポンド円、トルコリラ円の値動きは?

 ドル円は、フィボナッチ・リトレースメントで1ドル=112.41円から1ドル=106.175円の値幅の50%に位置する1ドル=109.33円まで上昇したものの、その後反落しました。当面のサポート価格は1ドル=106.75円と予想し、執筆中は1ドル=106.86円で止まり少し反発したところで推移をしています。

 ポンド円は1月3日の安値1ポンド=131.86円を割り込みましたので、次のサポート価格は1ポンド=124.21円です。売られ過ぎ・買われ過ぎを示唆するストキャスティクスは、月足・週足・日足ともに0%近辺です。

 トルコリラ円については、高値1トルコリラ=22.08円から安値1トルコリラ=17.50円まで下げた値幅の50%価格1トルコリラ=19.70円近辺まで戻しました。昨年8月に1トルコリラ=15.30円までの下げを見ているので、トルコリラをトレードされる際は、資金管理を徹底しましょう。

 全体的に8月は夏枯れ相場になりつつありますので、夏休み、お盆休暇中は、資金管理に注意した取引を心掛けましょう。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/

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