マネー

年金改革への主婦の対抗策は「60歳まで第3号、60歳過ぎたら厚生年金」

 例えば、月給8万8000円のパート勤めの妻が厚生年金に加入した場合、給料から天引きされる保険料は月額約8800円。国民年金の半額で、65歳からは報酬比例の年金を受け取ることができる計算だ。

「厚生年金に加入するなら、いっそ勤務時間を増やしてもっと稼ぐ働き方も選択できます。月給16万円で5年間加入すると、保険料は国民年金とほぼ同じですが、年金額はかなり増えます」(北村氏)

 妻が年下であれば、忘れてはならないのが加給年金の申請だ。夫が65歳になって年金を受給すると、妻の年金受給がはじまるまでの間、夫の年金に年間約39万円が加算される。

 これは妻が働いて厚生年金に加入していても、妻の年収が850万円未満であれば支給されるため、忘れずに申請したい。

 妻はパートでバリバリ働いて給料を稼ぎ、夫は年金に“扶養家族手当”(加給年金)の加算をもらう――、これもダブルインカムの手法だ。

※週刊ポスト2019年9月20・27日号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。