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【ドル円週間見通し】米利下げでも下振れは限定的で底堅いか

・9月16日-20日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)8月鉱工業生産 17日(火)午後10時15分結果発表
・予想は、前月比+0.2%
 参考となる7月実績は前月比-0.2%。公益事業、消費材は増加したものの、製造業と鉱業は減少した。8月については、製造業生産はある程度回復するものの、鉱業生産の大幅な回復は期待できないため、全体的には小幅な増加にとどまる見込み。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合 18日(水)日本時間19日午前3時結果判明予定
・予想は0.25ポイントの政策金利引き下げ
 前回開催のFOMC会合終了後に公表された声明文には、「2%目標付近でのインフレ率推移が今後最も可能性の高い結果との委員会の判断を支えるが、こうした見通しへの不確実性は続いている」との文言が含まれていた。7月末時点でインフレ率の参考値であるPCEコアデフレータは6月実績と同水準の前年比+1.6%にとどまっており、追加利下げの余地は残されている。ただし、追加利下げの決定は全会一致ではないとみられる。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 19日(木)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は金融政策の現状維持
 今回の金融政策決定会合では、貿易問題を巡る米中対立の長期化や消費増税の影響などについて議論される見込みだが、日銀は長期金利の変動許容幅拡大や金利低下容認には慎重であるとみられており、景気悪化などに対して予防的措置を講じる可能性は低いとみられる。

○(英)英中央銀行政策金利発表 19日(木)午後8時発表予定
・予想は、政策金利の据え置き
 英議会は来年1月末まで離脱期限を延期するよう欧州連合(EU)に要請することを義務付ける離脱延期法を可決したが、EUからの英国の離脱を巡る情勢は依然流動的であり、離脱期限も正式に確定していない。英中央銀行は今回も金融政策の現状維持を決定し、状況の変化に応じて機動的に対応する見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(中)8月鉱工業生産、(中)8月小売売上高、(米)9月NY連銀製造業
景気指数
・17日(火):(欧)9月ユーロ圏ZEW景気期待指数、(米)7月対米証券投資状況
・18日(水):(日)8月貿易収支、(英)8月消費者物価指数、(米)8月住宅着工件数、(米)8月建設許可件数
・19日(木):(スイス)スイス中央銀行政策金利発表、(英)8月小売売上高、(米)8月中古住宅販売件数、(米)9月フィラデルフィア連銀景況調査、(米)4-6月期経常収支、(米)8月景気先行指数、
・20日(金):(日)8月全国消費者物価指数

【予想レンジ】
・107円00銭-109円50銭

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