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【ドル円週間見通し】底堅さは継続か 今週は雇用関連指標に注目

・9月30日-10月4日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)7-9月期日銀短観企業調査大企業製造業DI 10月1日(火)午前8時50分発表予定
・予想は2
 4-6月期大企業製造業DIは7で2四半期連続の悪化。米中貿易戦争の影響を受け、生産用機械や自動車などの業種で悪化した。7-9月期については、中国、韓国、欧州地域向けの輸出が弱含みとなっていることから、DIは3四半期連続で悪化する可能性がある。

○(米)9月ISM製造業景況指数 10月1日(火)午後11時発表予定
・予想は、50.5
 参考となる8月実績は49.1と、2016年8月以来初めて50を割り込んだ。新規受注指数は47.2で2012年6月以来の低水準。輸出向け新規受注や雇用指数も大幅に悪化した。9月については、新規受注と雇用が多少持ち直す可能性があるものの、他の分野における改善はあまり期待できないことから、50近辺の水準にとどまる可能性がある。

○(欧)8月ユーロ圏小売売上高 10月3日(木)午後6時発表予定
・予想は前月比+0.3%
 参考となる7月実績は前月比-0.6%。衣料品販売などが落ち込んだ。6月に増加した反動が出たようだ。8月については衣料品の売り上げは多少持ち直すとみられているが、その他の項目についてはまちまちとみられており、小幅な増加にとどまる見込み。

○(米)9月雇用統計 10月4日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+14.0万人、失業率は3.6%
 9月中旬の失業保険新規申請件数は21万人程度で推移しており、8月の同時期をわずかに下回っている。非農業部門雇用者数は8月実績の前月比+13.0万人程度をやや上回る見込み。失業率は雇用の拡大が続いていることから、8月実績の3.7%を若干下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9月30日(月):(日)8月鉱工業生産速報値、(中)9月製造業PMI、(欧)ユーロ圏8月失業率
・10月1日(火):(日)8月失業率・有効求人倍率、(欧)9月ユーロ圏消費者物価指数、(英)9月製造業PMI
・10月2日(水):(米)9月ADP雇用統計
・10月3日(木):(欧)8月ユーロ圏生産者物価指数
・10月4日(金):(米)8月貿易収支

【予想レンジ】
・106円50銭-109円50銭

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