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【ドル円週間見通し】米中協議進展への期待低下で方向感の乏しい展開に

・11月25日-29日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)11月消費者信頼感指数 26日(火)日本時間27日午前0時発表予定
・予想は、126.1
 参考となる10月実績は4カ月ぶりの低水準となり、125.9に低下。9月実績は126.3に上方修正された。ただ、現況指数は172.3に上昇しており、消費者信頼感がさらに低下する状況ではないと予想され、10月実績に近い水準となる見込み。

○(米)7-9月期GDP改定値 27日(水)午後10時30分発表予定
・予想は、前期比年率+1.9%
 参考となる速報値は前期比年率+1.9%で市場予想を上回った。成長率は鈍化しているものの、個人消費はまずまず順調だったことから、市場予想を上回る伸びとなった。ただし、企業設備投資の軟化や輸出低迷の影響は小さくないことから、改定値の数字が上方修正される可能性は低いとみられる。

○(米)10月耐久財受注 27日(水)午後10時30分発表予定
・予想は、前月比-0.7%
 参考となる9月実績は前月比-1.2%。設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)は2カ月連続で減少。民間航空機・同部品は前月比10%超の大幅減となった。10月については民間航空機・銅部品の受注減は一服するとみられているが、米中対立が続いていることから、前月比で減少する可能性が高いとみられる。

○(日)10月鉱工業生産 29日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、前月比-2.0%
 参考となる9月実績は前月比+1.7%で2カ月ぶりのプラス。市場予想を大幅に上回ったが、一時的な増産要因も多く、経済産業省は、生産の基調判断を「このところ弱含み」で据え置いた。10月については、大型案件が減ることから、前月比-1%超の反動減となる可能性が高いとみられている。生産の基調判断は据え置きとなる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・26日(火):(米)9月S&PコアロジックCS20都市、(米)10月新築住宅販売
・27日(水):(米)10月PCEコア価格指数、(米)11月MNIシカゴ購買部協会景気指数
・29日(金):(日)10月失業率、(欧)11月ユーロ圏消費者物価指数、(欧)10月ユーロ圏失業率

【予想レンジ】
・107円50銭-110円00銭

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