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「マネーポスト」2016年夏号 注目記事

ソロスの右腕 「株から撤退せよ。金を持て」と発言

2016年6月10日 7:00

5月の上旬には1トロイオンス(31.1グラム)=1300ドル近くまで上昇した金相場だが、今後どう動いていくのか、金の動向に詳しい豊島逸夫氏が解説する。

金を持ての真意とは?

「金を持て」の真意とは?

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現在の金価格はドル相場次第で「ドル安なら上がり、ドル高なら下がる」という逆相関関係が明確になっている。

そもそも金は基軸通貨であるドルに対する不信任投票といえる。だから米国の利上げが当初想定された年4回ペースではなくなるなど利上げ観測の後退を背景にドル安基調が続くなか、ドル建て金価格は年初の1100ドル割れから1300ドル台直前まで急騰してきた。

ここまで米FRB(連邦準備制度理事会)が利上げに踏み切れない要因が次々と浮上している。

まず、国内要因としては、米国経済の綻びともいえる状況がある。今年1~3月期のGDP(国内総生産)成長率が1%を下回る低水準となり、雇用統計も質を伴った改善とはなっていないなど、ここにきて成長の鈍化が懸念され、とても利上げできる環境にない。

外的要因としては、依然先行き不透明な中国経済に加え、イギリスのEU(欧州連合)離脱問題ものしかかっている。6月に予定される国民投票で離脱となれば、英ポンドの暴落は必至であり、これも利上げを延期させる要因となっている。

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