マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

経済

ヤフーとLINEの経営統合、「そこにシナジーはない」と大前研一氏

2019年12月25日 7:00

ヤフーとLINEの経営統合でどうなる?(イラスト/井川泰年)
ヤフーとLINEの経営統合でどうなる?(イラスト/井川泰年)

 ヤフーとLINEの経営が統合されるというニュースは、ふだん経済ニュースにそれほど関心がない人たちの間でも大きな注目を集めた。はたしてこの統合によって、何が起こるのか。経営コンサルタントの大前研一氏が考察する。

 * * *
 インターネット検索などのポータルサイト「ヤフー」を展開するZホールディングス(ZHD)とコミュニケーションアプリを提供するLINEが経営統合することになった。

 両社が発表した統合計画案によると、ZHDの親会社のソフトバンクとLINEの親会社の韓国・ネイバーが50%ずつ出資して新会社を設立し、その会社がソフトバンクに代わってZHDの筆頭株主になる。ZHDの下に完全子会社として事業会社のヤフーとLINEがぶら下がり、ZHDが上場を維持してLINEは上場を廃止。存続会社のZHDの共同CEO(最高経営責任者)にはZHDの川邊健太郎社長とLINEの出澤剛社長が就任して2人とも代表権を持ち、川邊氏はZHD社長も兼任する。公正取引委員会の審査を経た上で、2020年10月をめどに統合を完了するという。

 ヤフーの平均月間利用者数は6743万人、LINEの国内月間アクティブユーザー数は8200万人だ。かなりのユーザーは重複していると思われるが、単純合計で延べ約1億5000万人が使用するサービスが誕生することになる。

 マスコミは「1億人経済圏」「国内最大の巨大プラットフォームが誕生する」などと囃し立てたが、「プラットフォーム」という言葉を2000年に上梓した『THE INVISIBLE CONTINENT』(邦訳版は『新・資本論』東洋経済新報社/2001年)で世界で最初に経営に持ち込んだ私に言わせれば、ヤフーとLINEが経営統合しても、(日本国内とアジアの一部以外では)プラットフォームと呼べるほどの力は持ち得ないと思う。

不動産売却の完全マニュアル

【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

FXや株、年金などに関する記事

年金いくらもらえる? 年金の種類や制度、受給額を徹底解説
最新のFX自動売買を9選! 初心者はツールをどう選ぶ?

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。