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投資

【ドル円週間見通し】新型肺炎の影響が続き上値は重い

今週のドル円相場はどうなる

今週のドル円相場はどうなる

 今週のドル円は伸び悩みか。2月11日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が注目されているが、新型ウイルスの米国経済への影響を考慮し、利上げについて慎重な姿勢を改めて示す可能性がある。中国の新型コロナウイルス感染の早期終息への期待やワクチン開発などを背景に米国株高が続けば、リスク選好的な円売りが優勢となりそうだが、今週発表の1月消費者物価指数や1月小売売上高が市場予想を下回った場合、リスク選好的なドル買いは抑制されそうだ。

 新型ウイルスの感染被害はなお拡大しており、企業業績を圧迫し中国経済の減速は避けられないとの見方が増えていることもドルの上昇を抑える一因となりそうだ。今後発表される中国や同国と交易関係の深い相手国の経済指標にその影響が反映された場合、投資家のリスク許容度は低下するとみられる。

【米・1月消費者物価コア指数(CPI)】(13日発表予定)
 13日発表のCPIは前年比+2.2%と、インフレ率は12月実績を下回る可能性がある。市場予想と一致した場合、利上げ観測は台頭せず、ドル買い材料にはなりにくい。

【米・1月小売売上高】(14日発表予定)
 14日発表の1月小売売上高は前月比+0.3%と、伸び率は12月と同水準と予想される。市場予想を上回った場合、個人消費の回復が意識され、国内総生産(GDP)の改善も期待できることから、ドル買いが入りやすい。

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