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コロナの影響で葬儀簡素化に拍車 感染者が死亡するとどうなる?

コロナ流行の影響で葬儀のあり方も変化している(イメージ)

コロナ流行の影響で葬儀のあり方も変化している(イメージ)

 新型コロナウイルスの蔓延で“死後”の風景が様変わりしている。愛媛県では、同じ通夜・葬儀に参列していた男女4人が集団感染する事例が発生した。こうしたケースを受けて、遺族や葬儀会社も神経を尖らせているという。都内の大手葬儀社社員が明かす。

「新型コロナ以外で亡くなった人の葬儀でも、葬儀での感染予防のためにマスクやアルコール消毒を呼びかけます。遺族の意向によっては、近親者のみで行なう『家族葬』に切り替えたり、通夜や葬儀後の飲食はなくす傾向があります。通夜と告別式を一度で済ます『1日葬』を選択する人も増えています」

 新型コロナ患者が死亡した場合は、葬儀がさらに簡素化される。

「通常、亡くなった人は死後24時間以上は遺体を安置し、すぐに火葬してはいけないと定められています。

 しかし、新型コロナは『指定感染症』に定められたため、死後の感染拡大を防ぐ目的で、24時間を待たずに火葬することができます。結果、親族や知人でも遺体に会えないケースが多くなる。死を看取った親族なども感染の疑いがあるため葬儀には参列できず、お坊さんさえ呼べずに直葬や密葬にせざるを得なくなると考えられます」(前出・大手葬儀社社員)

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