住まい・不動産
2020年5月9日 13:00
住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「JR山手線の内側でもっとも家賃相場が安い駅」について、ライターの金子則男氏がレポートする。
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多くの人がひしめく東京はマウンティングが激しい街。一口に「東京に住んでいる」と言っても、「23区内か否か」「山の手か下町か」「どの私鉄の沿線か」など、色々な“ランク”が存在しますが、家賃相場で見ると、大きな区切りとなるのが「山手線の内側か外側か」です。不動産広告では、「山手線の内側」というフレーズは大変なセールスポイントで、そこに住むのは1つのステータス。安く住める場所はどこでしょうか?
山手線の内側がなぜ特別なのか? 都内の路線図を見ると、その理由の一端が伺えます。蜘蛛の巣のように張り巡らされた東京の鉄道網は、様々な鉄道会社によって形成されていますが、1つの“壁”となっているのが山手線です。
都内には東急、京王、小田急、西武、東武、京成、京急など、多数の私鉄が鉄道路線を持っていますが、ほとんどすべての路線は、渋谷、新宿、池袋、上野、目黒、五反田など、山手線のターミナル駅が終着駅。内側はJR、東京メトロ、東京都交通局(都営地下鉄)の独占状態です。実際には相互乗り入れにより、ダイレクトに山手線の内側に入れますが、郊外に伸びる私鉄自ら山手線内に入ることは許されなかったのです。
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
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