暮らしのマネー
2020年5月16日 15:00
外出自粛が長引き自宅で過ごす時間が増えるなか、掃除や片付けに本格的に取り組んでいる人は多いだろう。しかし、正しい掃除のセオリーを知らない人は意外と多い。“間違った方法”で掃除を行なうと、かえってホコリを拡散させて健康を害してしまう可能性がある。
長年にわたり病院の清掃指導を行なってきた医療環境管理士で、整理収納アドバイザーの松本忠男氏がポイントを指摘する。
ホコリを吸い込まないように窓を開けて掃除する人は多いが、松本氏は「現代の住宅にはそぐわない」と言う。
「掃除中に窓を開けると、ホコリやダニの死骸・糞、カビなどのハウスダストが舞い上がり、風によって拡散されてしまいます。昔ながらの日本住宅は家自体の通気性が良かったので問題ありませんでしたが、現代の住宅は気密性が高いため、部屋内に舞い上がったハウスダストが漂ったままになってしまう。一般的なハウスダストは100ミクロン程度の大きさで、舞い上がってから落ちてくるまでに30分程度かかります。いくら床を掃除機やモップで掃除しても除去できないうえ、口から吸い込んでしまうリスクがあります」(松本氏)
掃除機をかけてから雑巾がけ、という順番も間違いだという。昭和大学病院呼吸器・アレルギー内科教授の相良博典氏が指摘する。
「掃除機の排気口から出る風で、ハウスダストが室内にまき散らされてしまうからです。掃除機の種類によってはフィルターの網目が粗く、吸い込んだ細かいハウスダストが排気口から再び漏れてしまう可能性もある。ハウスダストを口から吸い込むことで鼻炎や結膜炎、皮膚炎、喘息などのアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。先に雑巾でから拭きして、ある程度ホコリを取り除いてから掃除機をかけましょう」
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
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