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シップヘルスケアホールディングス:医療の効率化需要を追い風に業績更新が期待

シップヘルスケアホールディングス(3360):市場平均予想(単位:百万円)

シップヘルスケアホールディングス(3360):市場平均予想(単位:百万円)

企業概要

 シップヘルスケアホールディングス(3360)は、医療機関に必要なものを丸ごと揃えて調達・納品する「トータルパックシステム」という考えを源泉に、医療・保健・福祉・介護の分野で事業を展開しています。M&Aで事業基盤を拡大し続け、創業28年で関連会社は50社、売上高は4800億。

 展開する事業は、「トータルパックプロデュース事業」、「メディカルサプライ事業」、「ライフケア事業」及び「調剤薬局事業」の4つ。

 この内「トータルパックプロデュース事業」は同社の祖業であり柱で、病院の新設や移転、増改築に必要なものをワンストップで提供しています。医療機器や医療設備などのハード面だけではなく、経営支援・運営から建設、不動産賃貸といったソフト面まで「丸ごと」提供しています。

 医療分野にこのような仕組みを取り入れたのは同社が初めてで、「医療コンサルティングの草分け」企業として知られています。

 また同社はこの事業を核として、事業領域を拡大することに成功しています。トータルパックプロデュース事業で獲得した取引先医療機関に対し、診療材料や医療材料、消耗品を販売する「メディカルサプライ事業」を展開するほか、老人ホーム・グループホーム等の運営、食事提供サービス業務等を行う「ライフケア事業」、調剤薬局の運営等を行う「調剤薬局事業」も展開しています。

 医療費拡大を抑止に向けた医療制度改革が進められる中、医療機関はIT化や他業界との連携を含めた業務の効率化が求められています。また地域医療構想を背景に、病院の統廃や、高機能化・大規模化の進展が予想され、同社事業へのニーズは一層の高まりを見せると思います。

注目ポイント

 需要拡大によるプロジェクト案件の増加は、高齢者人口が人口の30%に達する2025年にはピークを迎える可能性もありますが、同社は事業を多角化していることから収益が激減するリスクは低いと思います。特に消耗品ビジネスでけん引するメディカルサプライ事業はストックを積み上げており、引き続き安定収益として貢献するでしょう。

 さらに、同社では新たな収益源として重粒子線がん治療事業や海外事業を起ち上げるなどしています。なお、この新事業として注力する3つの事業は、今期揃って黒字化を果たす見通しで、さらに施設設立などに関連する減価償却費もピークアウトして、今後は減少することから利益の伸びも軽くなる見込みです。

 総じて見通しは明るく、医療機関の効率化需要を追い風に、最高業績更新が期待されます。

(新型コロナウイルスが発生し、医療崩壊の脅威にさらされたことで、医療現場の効率化は一層関心が高まると思われ、需要の息は長くなると思います)

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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