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ヤマダ電機、ヒロセ通商… 9月権利確定の「コロナに強い」株主優待5選

ヤマダ電機他、9月の注目優待を紹介(時事通信フォト)

 9月は3月に次いで株主優待が多いシーズンだ。緊急事態宣言下にあった第2四半期(4~6月)の決算も出そろい、各企業のコロナ禍への“耐性”が明らかになったタイミングでもあることから、比較的銘柄を選別しやすいかもしれない。ここでは、9月に権利を得られる優待の中から、コロナ禍の業績へのマイナス影響が比較的軽微、あるいはプラスに作用している“コロナに強い”株主優待銘柄をピックアップしてみた。2020年9月の株主優待の権利を獲得するには、28日(月)までに株を購入する必要がある。

ヤマダ電機(9831)

 家電量販店のヤマダ電機(9831)は、店舗で使える割引券が人気の定番銘柄だ。2021年3月期の第1四半期は、売り上げが8%増、営業利益に至っては272%増と巣ごもり需要の恩恵を受けている。店舗で使える株主優待券は、買い物1000円ごとに500円券を1枚までという制限があるので無料の買い物はできないが、最大半額にすることが可能。優待は年2回、長期保有特典もあるので2年以上保有すれば最低単元でも年額で5500円分の優待を受けられる。

【優待内容】自社店舗で使える割引券……100株以上500株未満:2000円分(3月は1000円分) 500株以上1000株未満:3000円分(3月は2000円分) 1000株以上1万株未満:5000円分 1万株以上:2万5000円分(9月末、3月末、年2回、長期保有で追加あり)

スクロール(8005)

 生協での衣類販売が柱の通販会社。期初では通期で減益を見込んでいたが、受注拡大や原価低減で業績予想を増収増益に上方修正した。緊急事態宣言解除後の6月以降も月次売上は前期比2ケタ増が続いており、このペースをキープできれば再度の上方修正もあるかもしれない。優待は自社のカタログとECサイトで使える優待券が年2回で、9月は長期継続保有の株主に上乗せもある。配当性向の引き上げと増配も見込んでおり、配当の魅力も高まっている。

【優待内容】自社通販で使える割引券……100株以上500株未満:500円分 1000株以上1万株未満:2500円分 1万株以上:5000円分 (9月末、3月末、年2回、9月のみ1年以上の継続保有で上乗せあり)

ヒロセ通商(7185)

 東証ジャスダック上場の独立系FX(外国為替証拠金取引)会社。外出自粛やテレワークで個人投資家のトレード機会が増えたことから、第1四半期は増収増益で着地。もともと顧客に対し取引量に応じてバラエティ豊かな食品を贈るキャンペーンが人気のFX会社で、投資家向けにも優待として1万円相当分を贈っている。レトルトカレーやパスタ、ラーメン、パックご飯などが大ボリュームで届く。

【優待内容】100株以上1000株未満:1万円相当のキャンペーン商品 1000株以上:同3万円相当(権利確定日:9月末、年1回)

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