家計

ヤマダ電機派からビックカメラ派へ… 「レジ袋無料」の店を選ぶ消費者心理

レジ袋が有料か無料かが、消費者心理にも影響?(バイオマス素材のビックカメラのレジ袋)

レジ袋が有料か無料かが、消費者心理にも影響?(バイオマス素材のビックカメラのレジ袋)

 レジ袋が有料化されて約3か月、エコバッグの持参が習慣になった人も少なくないだろう。一方で、レジ袋をどうしても買いたくない人たちのなかには、“レジ袋が無料でもらえるお店”によく行くようになった人もいるようだ。

 30代の女性会社員・Aさんは、それまで主にドラッグストアで買っていた日用品を、有料化の対象外になっているバイオマス素材のレジ袋に切り替えたビックカメラで買うようになった。

「もしかしたら、レジ袋料金を差し引いてもドラッグストアのほうが安いかもしれない、と思うこともあります。でもビックカメラのポイントもたまるし、いちいちどちらが安いか計算もしていられない。何より、それまで無料だったものが有料になるほうが気分的にイヤなんです。洗剤や歯ブラシ、コスメなど、ビックカメラで買えるものは極力ビックカメラで買うようになりました」(Aさん)

 プラスチック製のレジ袋でも、繰り返し使用が可能な厚さが50マイクロメートル以上のもの、海洋生分解性プラスチック配合率100%のもの、バイオマス素材の配合率25%以上のものは有料化の対象外となる。例えば、ビックカメラや吉野家などのレジ袋がそうだ。

 Aさんのように、レジ袋が無料の店を選んで買い物をしているという人は、少なからずいるようだ。30代の男性会社員・Bさんもその一人。

「どうしてもエコバッグを持ち歩くという習慣に慣れない。スマホ一つでキャッシュレス決済できる時代に荷物が増えるのは負担です。実際、僕の周りでもエコバッグを持ち歩くのではなく、都度レジ袋を買っている人が多い。でも、僕は商品+レジ袋代金という仕組みで損した気分になるので、できるだけネット通販かレジ袋無料の店を選んで買い物をしています」(Bさん)

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