吉田みく「誰にだって言い分があります」

高額福袋に申し込みまくる妻 予算は「当たったら考える」に夫激怒

高級福袋には数万円以上するものも(イメージ)

 初売りの季節にお馴染みの「福袋」。百貨店などでは数量限定の福袋に購入希望者が殺到する光景が風物詩となっているが、今はコロナ禍ということもあり、オンラインでの事前申し込み・抽選が主流になっている。たしかに福袋はお得なものが多いが、なかには高額なものもあり、家計にとって思わぬ出費にもなりかねない。「高額福袋抽選に申し込みまくる妻」に怒る50代男性の話を、フリーライターの吉田みく氏が聞いた。

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 年の瀬が迫り、福袋商戦の季節が近づいてきた。毎年、メーカーや小売店が趣向を凝らしたラインナップを展開している。

 衣料や雑貨、グルメなど様々なジャンルの福袋がある中で、最近のトレンドになりつつあるのが「高級福袋」だ。普段ではなかなか手が届かないような金額の商品を割安で手に入れることができると、人気が高い。

 オンラインでも、福袋ならではのお得感から購入希望者が殺到するため抽選が行われる場合が多い。特に人気を集めているのは家電量販店の福袋。例えば、2019年に抽選が行われた『ヨドバシカメラ 夢のお年玉箱2020』では、『高級コンパクトデジタルカメラの夢』(税込3万円)の倍率が1000倍以上だったとの情報もあり、人気の高さが伺える。ヨドバシカメラの場合、複数応募しても当選するのは最大1口。キャンセルできない仕組みとなっているため、当選した場合のことまで考えて申し込みをする必要がある。

 今季のヨドバシ『夢のお年玉箱2021』の抽選は既に受付が終了し、抽選結果も出始めている。ツイッター上ではユーザーの当落報告が盛り上がっており、中には400倍を超える抽選の中から当選を掴んだというユーザーの声も確認できた。ちなみに筆者も『ニンテンドーSwitchの夢』(税込3万5000円)にチャレンジしてみたものの、当選できなかった。

「当選していたら、どうするつもりだったんでしょうか……」千葉県在住の精密機器メーカー勤務、橘哲郎さん(仮名・44歳)は、そんな高額福袋の購入を巡り、妻と意見の食い違いが起きたことを話してくれた。

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