田代尚機のチャイナ・リサーチ
2016年8月17日 16:00
7月の中国経済は減速傾向が強まった。鉱工業生産、固定資産投資、小売売上高、輸入の伸び率は、いずれも前月を下回り、予想を下振れした。輸出は減少幅こそ縮まったが、予想には届かなかった。
中でも、とりわけ、経済の足を引っ張ったのは固定資産投資である。7月累計の固定資産投資は8.1%増で、前月累計と比べ0.9ポイント悪化、市場コンセンサスと比べ0.8ポイント下振れした。
こうした厳しい経済情勢にもかかわらず、上海総合指数は8月15日、2.4%上昇、終値ベースで3125.20ポイントを付けており、4月13日に付けた高値3097.16ポイントをブレイクアウトしてきた。ちなみに、7月最終取引日となった29日の終値は2979.34ポイントで、15日の終値は4.9%高い水準にある。
香港ハンセン指数も同様に強い相場となっている。8月15日の終値は前営業日比0.7%高の22932.51で、年初来高値を連日更新している。8月に入ってからの上昇率は4.8%に達している。
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
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