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田代尚機のチャイナ・リサーチ

中国医薬品メーカーが狙う美容医療分野 海外企業買収で市場を開拓

2021年4月21日 7:00

非手術美容医療の分野は今後の拡大余地も大きい(イメージ)
非手術美容医療の分野は今後の拡大余地も大きい(イメージ)

 中国中堅医薬品メーカーである華東医薬(深センA株:000963)の株価が急騰している。4月13日の終値は35元。14日はストップ高、その後も上昇が続き、19日は押し目形成となったが、終値は41.04元で引けている。その背景に何があるのか。

 株価急騰の要因は、イギリスの100%出資子会社であるSinclair Pharma Limited傘下のAQTIS Mesical B.V(オランダ)が製造するエランセが13日、中国国家薬品監督管理局から医療器材として承認を得たからである。

 エランセとは美容整形に使われる注入剤であり、「PCL」(ポリカプロラクトン)と「CMCL」(カルボキシメチルセルロース)が主な成分となっている。PCLの原料は手術で用いられる吸収性の糸と同じであり、それをパウダー状にしたもの。CMCLはセルロースや水からできている基材である。

 皮下に注入することで、鼻、唇などの皺を伸ばす注入材で、ヒアルロン酸と同じように使われる。ヒアルロン酸は注入直後から少しずつその効果が落ちてしまうが、エランセの効果は異なる。エランセも身体に少しずつ吸収されてしまうが、その際、コラーゲンの生成を促し、その結果、肌の張り、弾力、美肌効果が長持ちするとされる。製品のグレードによって違うが、効果は1~4年ほど持続すると言われる。2021年下期から正式に販売される見通しだ。

 現在の同社の収益構造をみると、部門別売上高(2020年6月中間期)は医薬品・原材料、医療機器の卸売、小売が65%、抗生物質、中薬などの製造販売が37%、国際美容医療が1%、部門間相殺が▲3%。

 新型コロナ禍の影響で、2020年1-9月期業績は8%減収、8%増益。7-9月期は6%減収、7%増益。10-12月期はワクチン輸送などの業務が加わることで売上は回復、20年12月期は微増収、一桁増益の見通しである。

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