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時給5000円もある家庭教師バイト 経験者たちが直面した苦労と厄介事

家庭教師のアルバイトにはどんな苦労が?

家庭教師のアルバイトにはどんな苦労が?

 高額なアルバイトのひとつとして知られるのが「家庭教師」。6月19日放送の『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日系)では、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーが、学生時代にやっていた家庭教師のアルバイトの時給が4000円だったと明かしている。中高大が慶應という高学歴の弘中アナならではの金額のようにも思うが、家庭教師バイトはなぜそんなに稼げるのか? 経験者たちの声から、高額バイトの実態を探った。

 家庭教師の派遣サイトを見てみると、個人契約の場合、時給は小学生1500~2000円、中学受験対策が加わると1000円ほど増額。中学生は2000~3000円、高校生は2500~3500円というのが相場のようだ。家庭教師センターに登録した場合、マージンが抜かれるため、いわゆる手取りはこれよりも割安になる。

大手塾の「方針」に合わせるために困惑

 難関私立女子高、一橋大学法学部卒の20代女性・Aさんは、近所の小学生の中学受験対策の家庭教師をした経験がある。Aさんが住んでいたエリアの近くは新興住宅地で、大体似たような年齢層の人が家を購入する。親は大手企業勤務、子供は中学受験をさせたいという家庭が多く、「私は中学受験経験者なので、結構引く手あまたでした」と振り返る。

「私が勉強をみたのはすべて親の知り合いのお子さんという個人契約で、教科は算数と国語がメイン。社会と理科は状況に応じて教える感じでした。私は兄も中学受験経験者なのですが、兄や大学の同級生の話を聞く限り、家庭教師は女性のほうが人気があったように思います」(Aさん)

 Aさんによると、中学受験対策では小学4年~6年生を受け持つことが多い。授業時間は休憩込みの2時間で、報酬は時給3000~4000円だった。休憩時間にはケーキやどら焼きといったお菓子を出してくれる家庭も多かったという。2時間6000~8000円と考えると、かなり稼ぎがよいように思えるが、「実際は教えるための準備の勉強も必要になりますし、時給換算すると2000~3000円くらいなのではないでしょうか」と語る。

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