カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

米メジャーSQで相場は変わるか バイデン大統領の増税策にも注目

米メジャーSQが相場にどう影響するか(イメージ)

米メジャーSQが相場にどう影響するか(イメージ)

 9月に入り日経平均は7か月ぶりに3万円を突破したが、NYダウは軟調な展開を見せており、株式市場に不透明感が漂う。目先でトレードを検討するなら、どのような点に注意すればよいだろうか。FX(外国為替証拠金取引)や株などのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが目先の注目ポイントを解説する。

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 9月は相場のアノマリーはあまりない月と言われています。直近の注目ポイントは9月17日のアメリカのメジャーSQ(株価指数先物やオプション取引の決済価格が決定する日)でしょう。過去の傾向を振り返ると、この日までは株価は下がりにくく、押し目があれば買いポジションを取る投資家もいます。アメリカのメジャーSQを境に相場が変わるか注目です。

 私は今後のドル円の見通しは、年末までに1ドル=114円以上になると分析しています。それを前提とすれば、円高に振れたタイミングで買いポジションを作る選択肢も考えられます。

 注目したいのはバイデン大統領の経済政策です。バイデン大統領は就任当初は法人税を引き上げると話していましたが、その後、目立った発言は見られません。個人的な見解ですが、バイデン大統領はマーケットを壊さずに増税を実施する方法を模索しているのかもしれません。具体的なスケジュールを公表してしまうと、それを受けて株式市場が急落する可能性があるので、様子を見ているのではないでしょうか。増税に着手するにしても、金融市場の混乱は極力避けたいところでしょう。

 アメリカでは中流階級以上になると資産を株式に投資する人も多いと言われ、株価の下落はアメリカ国民の消費を鈍らせることに繋がりかねません。日本以上に株価に対して敏感に対応しないといけないことから、増税のタイミングについても慎重にならざるを得ないでしょう。

 アメリカ政府として財務体質を改善させるために増税は必要なことだと考えているはずですが、できれば先に株価を上昇させておきたい。株価が低迷している状況で増税を断行したら国民の大きな反発を招きかねませんが、株価が高いうちなら反発も少なくなるだろう、との目論見もあるかもしれません。

 私の場合、チャート上の長期的なトレンドのサインをチェックしてトレードしているため、ニュースをあまり見なくてもトレードに大きな支障はありません。しかし、ときには大統領の行動や発言、その裏側を考えてみることで、投資に活かせる新たな発見があるかもしれません。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/

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