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緊急事態宣言明けの「会食」 10人以上の宴会はまだリスク高い?

緊急事態宣言が明けても、大人数の宴会はまだ早い?(イメージ)

緊急事態宣言が明けても、大人数の宴会はまだ早い?(イメージ)

 10月から緊急事態宣言が「全面解除」となった。ワクチン接種が進み、新型コロナウイルス感染リスクが減るなかで、気になるのは「結局何ができるようになるのか」だ。

 緊急事態宣言の解除により、飲食店の営業は各都道府県が定めた要件を満たした認証店は午後9時まで、それ以外は午後8時までとなった。酒類の提供はOKである。

 今後外食をする時に注意するべき点は何か。新型コロナの検査を指揮する名古屋市衛生研究所微生物部長の柴田伸一郎氏が語る。

「感染リスクがゼロになったわけではなく、特に60歳以上の高齢者は重症化しやすいので、コロナ前のような行動は注意が必要です。とくに誰と食べるかは重要。同居家族の場合は普段から一緒にいるので、差し支えないと思います。会社の同僚との会食も、毎日近くの席で顔を合わせている仲間ならいいですが、取引先は避けることが望ましい。多くの地域から人が集まる同窓会も、まだ控えたほうがいいですね」

 会食する場合、何人までにするべきか。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が語る。

「東京都などの自治体が指導しているように、4人までにしておいたほうが良いでしょう。10人以上の宴会は、依然として感染リスクが高い。新規感染者数がこのまま減少し続けていくなら、段階的に増やしていく形が良いかと思います」

 感染リスクの低い飲食店を選ぶことも重要だ。

「換気がしっかりしている広いお店が理想ですが、狭い店内でも客席同士の間隔が広ければそこまで神経質になる必要はない。会食の場合、向かい合う人との間隔が1m以上空くと感染リスクは大きく下がる。対面ではなく対角線上に座るなど、少しの工夫でリスクはさらに下げられます」(柴田氏)

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