投資

iDeCoの制度変更で何が変わる? 働く高齢者にも節税メリット

65才未満の加入も可能に

 現在、iDeCoに加入できるのは60才未満だが、来年5月からは65才未満の加入が可能になる。専業主婦や自営業者でも、国民年金への加入期間が40年に満たない場合に60才以降も加入できる「任意加入制度」を利用していれば加入できる。

「ただし、加入期間が10年未満だと、60才になってすぐは引き出すことができません。60才以降の新規加入の場合は、加入から5年後に引き出せるようになります。また、iDeCoの運用商品はいろいろありますが、値動きするものを選ぶと、受け取るときに目減りしている可能性もあります。高齢者なら『元本確保型』と呼ばれる定期預金などを選ぶという選択もあります。通常の定期預金と比べて所得控除が受けられるうえ、少ないとはいえ利息にかかる税金も非課税となるので、有効な節税になります」

 公的年金、そしてそれをカバーする確定拠出年金を自ら備えておくことが老後不安の解消につながる。

「所得控除がある確定拠出年金を利用して、所得税・住民税を減らしながら老後資金をつくれる仕組みは、使わない手はない。そうして余裕が出てきたら、長期運用で有利になる『NISA(少額投資非課税制度)』を考えてみてはいかがでしょうか」(北村さん)

※女性セブン2021年12月16日号

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