中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

約10年間、3DS版『三國志』をプレイ 40代男性が考える「コスパのいい趣味」をもつ幸せ

ずっと遊べる名作ゲームに出会える幸せ(2013年に発売された3DS版『三國志』)

ずっと遊べる名作ゲームに出会える幸せ(2013年に発売された3DS版『三國志』)

 人生を楽しむうえで、趣味は大切なもの。だが、趣味にもお金がかかるものと、お金がかからないものがある。そうした中で、「運良くお金がかからない趣味をもてたならば、お金も貯まるし、こんな幸せなことはない」と語るのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。中川氏が自らの体験をもとに、「コスパのいい趣味」をもつ幸せについて考えた。

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 現在48歳の私ですが、正直、これまでにかなりの額の貯金をしてきました。それができたいちばんの理由は、たくさん稼いだということ以上に、「余計なお金を使わなかった」ということが大きいのではないかと思っています。もちろん、何を“余計”と考えるかは人それぞれですが、私はそれほど「やりたい」ことがないんですね。

 趣味といってもギャンブルはやらないし、旅行もリゾート地に行き、豪華ホテルに泊まってノンビリするといった嗜好はまったくない。ゴルフも無縁、芸能人やアニメ、映画関連のグッズにお金をかけるといったこともありません。基本的に物欲もあまりないのです。

 とはいえ、やはり人生、好きなことをやっている時間は大事です。私の場合、気の合う仲間たちと一緒にビールを飲む時間がいちばん楽しい。ただ、別に豪華な食事を求めているわけではないので、毎日のように飲んでいても、お金を遣いすぎることはありません。

 そうした中で、自分一人で完結できる趣味がひとつだけありました。非常に「コスパのいい趣味」で、あるひとつの古いゲームを今もずっとやり続けているのです。

 それが、2013年に購入したニンテンドー3DSの『三國志』です。当時5000円程で買ったこのゲームを、約10年間、延々とやり続けています。『三國志』自体はいくつものバージョンがありますが、私がプレイするのは、この3DS版『三國志』だけ。買い切りソフトということもあり、一旦払ったお金以上にお金を注ぎ込む(課金)こともまったくありません。

 同ゲームには数々の「シナリオ」があり、様々な「君主」でプレイができます。そのシナリオに応じて君主を選び、そこからプレイをするのですが、まったく飽きることがない。途中ダレることがあっても、新たにゲームを開始すれば、再びフレッシュな気分で楽しめます。

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