ビジネス

回転寿司「一皿100円」は“風前の灯” 8月以降にさらなる値上げの可能性も

回転寿司業界大手4社の寿司ネタのコスパを徹底比較【1】

回転寿司業界大手4社の寿司ネタのコスパを徹底比較【1】

 とはいえ円安で調達価格が苦しくなるのは必至。今後、さらなる値上げは不可避なのだろうか。

「ウクライナ侵攻は2月からなので各社とも、その半年先の8月くらいまでは在庫があるはず。それがなくなれば、別の調達先に切り替えるため、どこのチェーンも値上げをせざるを得ないでしょう」(米川氏)

 もはや税別100円の寿司は“風前の灯”なのだ。

「どのチェーンもグランドメニューを減らしフェア商品で商品層を厚くする戦略に出ている。価格も150円、200円が当たり前。消費者も付加価値を求めるようになっており、 値段を売りにすると逆に淘汰される恐れもある」(同前)

取材・文/土屋秀太郎

※週刊ポスト2022年7月1日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。