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【ドル円週間見通し】ドル高円安基調に変わりなし? FOMC議事要旨の公開も

・7月4日-8日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)6月ISM非製造業景況指数 6日(水)午後11時発表予定
・予想は、54.2
 参考となる5月実績は55.9で4月実績を下回った。中国の新型コロナウイルス対策やロシアによるウクライナ侵攻で悪化が続くサプライチェーンの制約が影響したとみられる。6月については、サプライチェーンの制約が多少改善される可能性があるが、新規受注や雇用指数の改善は期待できないとの見方が多く、5月実績を多少下回る可能性がある。

○(米)5月貿易収支 7日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、-850億ドル
 参考となる4月実績は-871億ドル。工業用品・材料や石油の輸出が増加した。5月については、石油の輸出が増加する可能性が高いこと、資本財、食品、サービスの輸出もまずまず順調であることから、赤字幅は4月実績を下回る可能性がある。

○(日)5月経常収支 8日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、+2529億円
 4月については、輸入額の大幅な増加で貿易収支は悪化したものの、第一次所得収支は2兆円を超える黒字となっており、経常収支は黒字となった。5月については、第一次所得収支が大幅な黒字となることから、貿易赤字は拡大するものの、経常収支は黒字となる見込み。

○(米)6月雇用統計 8日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+25.0万人、失業率は3.6%
 グローバルサプライチェーンの混乱などによる労働力の供給は引き続き制約されており、非農業部門雇用者数は5月実績を下回る見込み。失業率は横ばいか。平均時給の上昇率は5月実績をやや下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・4日(月):(独)5月貿易収支、(欧)5月ユーロ圏生産者物価指数
・5日(火):(中)6月財新サービス業PMI、(豪)豪準備銀行政策金利発表
・6日(水):(欧)5月小売売上高
・7日(木):(豪)5月貿易収支、(米)6月ADP雇用統計
・8日(金):(加)6月失業率

【予想レンジ】
・134円00銭-136円50銭

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