閉じる ×
キャリア

「Word使えないの?」と誤解も ビジネスシーンの「手書き」対応で直面した想定外の事態

履歴書は手書きのほうが「熱意が伝わる」と言われることもあるが…(イメージ)

履歴書は手書きのほうが「熱意が伝わる」と言われることもあるが…(イメージ)

 PCやスマホが普及した現代、ひと手間かかる「手書き」なら、手書きならではの温かみがあり、丁寧さや気持ちが伝わりやすいといったメリットもあるだろう。その反面、誤字や脱字があったり、字が汚かったりするわけではなく、手書きをしている事自体に疑問を呈される局面もあるようだ。ビジネスシーンで手書き対応したことで、想定外の事態に直面した人たちに話を聞いた。

手書きの履歴書で「PCスキル」を疑われた

 メーカーに勤務する20代男性・Aさんは、転職活動していた頃、手書きした履歴書と職務経歴書を企業に提出していた。

「もちろんPCで作るのは簡単なのですが、新卒での就活時は、履歴書とエントリーシートは手書きが常識というか、マナーみたいな風潮がありました。ネットでも、“手書きのほうが、使い回しでないことがわかるので、熱意が伝わる”とか、“字でその人を判断されるから、丁寧な手書きが好印象”といった採用担当者の声をよく見かけたものです。なので、転職活動の時も手書きのほうがいいと信じていました」(Aさん)

 ところがある面接で、Aさんは「手書き」について質問され、困惑したという。

「別に誤字や脱字があったわけでもないのですが、『なんで手書き? PCスキルに自信ないのかな? 前の会社ではどうしていたの?』『WordもExcelも使えないようだと、どこに行っても厳しいよ』などと言われました。よく考えたら、手書きで示せる熱意ってなんなんですかね……。それ以来、履歴書類はすべてPCで作成しています」(Aさん)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。