キャリア

PCもスマホもない時代の働き方 手書きと電話が重要ツール「営業の合間にパチンコも」

PCもスマホもない時代はどんな働き方をしていたのか(1990年代の大手町のオフィス街。時事通信フォト)

PCもスマホもない時代はどんな働き方をしていたのか(1990年代の大手町のオフィス街。時事通信フォト)

 今や仕事に欠かせないアイテムであるPCとスマホ。インターネットを使っての調べ物、メールやチャットツールを使った連絡、文書作成や計算、データ保存・閲覧……など、幅広い役割を担っているだけに、もはやその存在なくして仕事は成り立たないというも少なくないだろう。だが当然ながら、PCやスマホがない時代でも、仕事はしっかりと成り立っていた。いったい当時の会社員たちはみんなどんな働き方をしていたのか。PC・スマホがない時代にバリバリ働いていた人たちに振り返ってもらった。

手書きの手配書、受注書、発注書… 複写にはカーボン紙

「今より人員が豊富で、特に事務を担う女性の人数が多かった時代です。PCもスマホもないので、庶務や一般事務、営業事務といった分野で、人員が必要だったのです」

 そう振り返るのは、70代主婦・Aさんだ。専門商社の営業事務として働いていたが、「手書きと電話がほとんどすべてでした」と振り返る。

「とにかく仕事を進めるには紙と電話が大切で、今思えば大変でした。取引先に関係するのは紙で、商社だから手配書、受注書、発注書が必要。これでもかというほどの手書きの嵐。コピー機もない時代は、複写するためにカーボン紙が活躍していました。腱鞘炎になったこともありました。連絡手段も電話だけなので、しゃべりっぱなしでしたね」(Aさん)

 業務面はもちろん、社内連絡やコミュニケーションもアナログだった。

「社内連絡もわざわざ担当者がいるフロアに歩いて行かなくてはいけません。でも息抜きもしっかりしていました。担当者と5分くらい雑談した後は、総務課に立ち寄りお菓子をもらい、ここでも10分くらいおしゃべり。終業時間が近づくと、『今日、○○ちゃんが結婚式に着ていく服を探しに行くから、一緒に銀座に行こう』みたいなメッセージが書かれた紙が回ってきます。懐かしいですね。今の子で言うとLINEでやりとりする感じでしょうか」(Aさん)

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