かき氷マニア・30代女性が到達した「結論」
自作でも十分に楽しめるかき氷。桃を使ってアレンジ
毎年多くのかき氷専門店を食べ歩いているという、都内のIT企業勤務・佐々木さん（30代女性）は、あるひとつの結論に達したという。「あくまでも個人の見解」として、佐々木さんはこう話す。
「2000円以上するような高価なかき氷は、たしかにおいしい。氷のふわふわ感も格別ですし、ソースもこだわった、特殊なものが多い。お店の雰囲気含めて、“非日常”な体験にお金を払っていると感じることもあります。
でも、それより下の価格帯、1500円ぐらいのものは、正直言って微妙だなと思うことも多い印象です。もちろん値段がするだけあって、味に不満を抱くことはないのですが、かといって『ものすごくおいしい』わけでもない（笑）。ちょっとカットフルーツが乗っているだけだったり、一応“こだわりの材料”をうたっていたりはしても、特にオリジナリティがあるわけでもない。場所代なのかな、と勘ぐりたくなるお店もあります。
いろいろなお店を食べ歩いて、感じるのは、結局“すごく高いもの以外は、そんなに変わらない”ということですね。最近は1000円から1500円くらいの価格帯のかき氷にはあまり期待しないようにしています」
小豆やわらび餅を使って和スイーツ風に仕上げた自作かき氷
そんな佐々木さんは、最近は自宅でかき氷を作るようになったという。
「冷凍庫で作ったブロックの氷でもふわふわに仕上げられるかき氷機を買って、この夏は毎日3杯くらい食べていました。シロップは5種類常備して、気分によっていろいろな味を楽しんでいます。コストパフォーマンスは最高です」（佐々木さん）
かき氷の高級化が進む一方で、リーズナブルなかき氷の人気も健在。お金をかけようが、かけまいが、かき氷は自由に楽しむことができるようだ。
