閉じる ×
家計

“学生カバン”と言われた30年前のルイ・ヴィトン フリマアプリでは10万円で取引も

タンスの奥で眠っていたものが高値で売れるケースも(イメージ)

タンスの奥で眠っていたものが高値で売れるケースも(イメージ)

 老後資金を確保すべく節約に励んでいる人も多いかもしれないが、年金世代の場合、自宅にある“モノ”をお金に換えるという発想も、家計防衛のためには有効な手段になり得る。消費生活アドバイザーの丸山晴美氏が語る。

「近年では、フリマアプリの『メルカリ』など、不要なモノを手軽に売ることができる環境が整ってきています。特に年金世代の方の家庭ほどため込んでいる傾向があり、ガラクタと思っていたモノが思わぬ高値で売れることがある。家にある不要品を売却することで数十万円になる場合もあります」

“売れるモノ”が手元にあることもあってか、メルカリの調査によると、2020年4月から2021年3月までの1年間で、60代以上のユーザーは約1.4倍に増加し、年間平均出品数は20代の約2倍に達したという。

 具体的に、高く売れるモノとは何か。家のなかで気づいたらたまっているモノの代表が「服」だ。

 もちろん、どんな種類でも値段がつくわけではなく、ノーブランドの普段着などは「1着、数十円から数百円程度」(丸山氏)だが、なかには高値がつくものが眠っている可能性があるという。丸山氏が語る。

「『うちはブランドモノとは無縁』と思って端から諦めている人も多いかもしれませんが、たとえば、ルイ・ヴィトンは30年前のバブル崩壊直後でも、“学生カバン”と揶揄されるくらい誰でも所有していました。それが今では10万円ほどで取引されている。もし1990年代に大学生だった娘がいるなら、子供部屋に眠っているかもしれません」

 洋服関連のブランド品は、まとめてではなく、クリーニングに出して単品でオークションサイトで売るのがコツだという。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。